洗濯物は溜め込まず、家の中はいつ来客があっても慌てないように常にピカピカ。
結婚する頃は、誰もがそんな理想的な夫婦の暮らしをどことなく思い描くものです。
でも、いざ結婚生活と仕事との両立が本格的にスタートすると……。
「意外と家事をする時間がない!!」そう思ったことはありませんか?
夫婦共働きだから、家事は二人で協力してやっていこうと決めたものの、仕事にプライベートにと毎日忙しくも充実した日々を送っていると、
「あれ?あのシャツ、今日着ようと思っていたのに洗ったつもりでまだ洗っていなかった!」
「そういえば最近掃除機かけてない!?部屋の中がなんとなく汚い気がする!」
なんてことも……。
夫婦二人、分担してテキパキ家事をこなせるようになるには、ある程度時間がかかりますし、週末にまとめてやろうと思っても、予定が入っていたり平日の疲れが出てヘトヘトになってしまったりすることもありますよね。
そこで今回は、忙しい共働き家庭必見の洗濯・掃除の時短のコツをご紹介していきたいと思います。
最短・最速のワザ「動線の工夫」で時短!
毎日の洗濯・掃除を簡単に効率化するおすすめの方法、それは「動線の工夫」です。
つまり、家の中をあちこち動き回ることなく洗濯・掃除をこなせるようにすることです。
例えば、洗濯。
「洗濯機を回す→洗濯物を干す→取り込む→たたむ→収納する」という一連の流れを行うために、家の中を行ったり来たりしてはいませんか?この流れを、以下のように工夫してみましょう。
掃除も同様で、キレイにしたい場所がある度に「掃除道具を収納から持ってくる」という動きをできるだけ減らし、「掃除する場所に掃除道具を置いておく」ことを意識してみます。
①玄関にほうき・ちりとりセットを置いておく
②リビングのすぐ手に取れる位置に掃除機やフローリングワイパー等を置いておく
(キャビネットなどにしまい込んでしまわないようにする)
③ミニモップをテレビ台などの埃が気になる時にすぐ手に取れる位置に置いておく
このように、動線を少し工夫するだけでも洗濯をする労力を減らすことができますし、掃除も汚れが目に入った時にササッとその場で対処することができるようになるのでおすすめです。
「ザ・習慣化」でスマートに時短!
次におすすめの方法が「習慣化」です。
何ごとも「いつかやろう」「時間のある時にやろう」と思っているとダラダラと時間ばかりが過ぎていってしまうもの。
洗濯も時間のある時にやろうと思っているうちに1日1日が過ぎていき、気づけば洗濯カゴは汚れた衣服でいっぱいに。掃除もこまめにやっていれば落ちていたはずの汚れが蓄積し、いつしかガンコな汚れとなり、落とすのにかえって苦労する……ということになりかねません。
そうならないように、思い切って「やるべきタイミング」を事前に決めてしまいましょう。
できるだけ具体的に決めるほど成功率が高まります。
洗濯の場合、自分の生活リズムと照らし合わせて「毎日、出勤前に」「2日おきに夕食後に」「普段着は毎日、手間のかかる衣類は週末の午前中に」などのように考えてみるとよいでしょう。
そして掃除の場合は「リビングの掃除機がけは毎日帰宅後に」「トイレ掃除は毎朝」「玄関は毎週何曜日」「水回りは毎週何曜日」といった具合に、掃除すべき箇所によって頻度とタイミングを決めてしまうのがおすすめです。決めた項目は手帳やカレンダーなどに書き込んでしまえばOKです。
ここまで決めてしまうと、かえって面倒くさそうに感じるかもしれません。
しかし、一度時間をかけて決めてしまえば、あとはそのサイクルに従ってこなしていくだけ。これを続けていって次第に習慣化していけば、しめたもの。何も考えなくても自然と掃除・洗濯を一定のリズムでこなしていけるようになるため、汚れを溜めまずに済むようになり、結果的に時短につなげることができるのです
まとめ
いかがでしたか?
家事は工夫次第でいくらでも効率的に行うことができます。
ライフスタイルと照らし合わせて、これなら我が家に合っている!という方法があれば、ぜひ真似してみてください。自分スタイルに改善していくうちに、夫婦でしっくりくる家事の動線や習慣ができあがってくるはずです。
これがうまくいって、自然に一連の家事を効率的にこなせるようになってきたら、その分の時間を自分たちのために使うことができるはず!
そう、全ては「自分たちの時間を増やすための時短」なのです。
家事は毎日のことですし、生活している限り終わりはありません。
だからこそ、できるだけ効率的に終わらせる!という心意気でぜひ工夫してみて下さいね。
①洗剤や洗濯ネット等は洗濯機のすぐそばに、ワンアクションで手に取れる位置に収納する(出し入れしにくい引き出しなどに収納しない)
②洗濯物を干すために使う物(ハンガーや洗濯ばさみなど)は干す場所にまとめておく
③シャツやカットソー等、ハンガーにかけて収納できる衣類は乾いたらハンガーのまま
④クローゼットに収納するようにする(できるだけ洗濯物をたたむ負担を減らすことができる)